僕はmac mini 2009 late を使っています。core 2 duo (P7350 2.0GHz)、メモリ4GBに増設、HDD1TBに交換済み。BootCampでインストールしたWindows7をメインで使用しています。
メモリ増設等の魔改造をしつつなんとか7年間使ってきましたが、さすがに動作がモッサリしてきました。
クラシック表示にして出来るだけメモリの消費を抑えて使用ていたのですが、パソコンにしては古いので、買い替えも検討しました。5万くらい出せばi5の性能のいいデスクトップが買えるみたいです。
だけど、ここまで7年間の苦楽を大手術とともに乗り越えてきた大切なmacちゃんに愛着があるので、もう一度、延命処置を施すことにしました。
それは、Windows10のクリーンインストールです。
結果的に快適に使えてます。
タスクマネージャのCPU使用率とメモリの使用量はこんな感じ。
mac mini 2009 lateにWindows10を入れても快適に使えてるよ!メモリは4GBで十分
強制的にアップグレードされるとの事で評判の悪かったWindows10についてよく調べると以下の事がわかりました。
- 動作が軽い。タブレットでも動くよう設計されている。
- スタートボタンが復活。
- Appleはmac mini 2009 lateをWindows10をインストールできるPCの対象外としている。
結果としては、mac mini 2009 lateにWindows10はインストールできるし、動作は軽くて快適です。ドライバの問題もありません。
パッと読むための目次
2012年より古いmacにはWindows10はインストールできない?
appleの公式サイトに「Boot Camp を使って Mac で Windows 10 を使う」というページがあります。ここで、Windows10をサポートするMacコンピュータの一覧が確認できます。2012年以前のモデルは対応から外れています。でもこれはあくまで、Boot Camp を使って、 Windows 10 をインストールできます。っていう話なので、Boot Camp を使わないで、Windows 10 をインストールすればいいです。
大まかには以下の手順を踏めばインストールできました。
- Windows7のバックアップ
- Windows10のインストールディスクを準備
- Boot CampでWindows10でMacを動かすドライバを準備
- Windows10用のパーティションを作成
- Windows10をインストール
- ドライバのインストール
Windows7のバックアップを作成
Window7標準のバックアップ機能を使って作成しました。外付けHDDが必要です。
これは、システムを丸ごとバックアップできるので、もしWindows10がうまく動かなくても、まったく同じ状態に戻せます。かなり時間がかかりそうなので、寝る前に初めて一晩ほったらかしにしました。
ファイルをコピーしています。と表示されているけれども、あまりに遅いので本間に進めてるの?って不安になってしまいました。気にしないことにして一晩寝ると終わってました。
Windows10のインストールディスクを作る
Microsoftのwebページからisoファイルをダウンロードできます。64bit版にしました。
Macでは簡単にインストールディスクを作成することができます。
ダウンロードしたisoファイルを右クリックして、ディスクに書き込むを選択すると出来上がります!
これがwindowsなら、それ用のフリーソフトを探してくる必要があります。
Windows10でMacを動かすドライバを準備
Boot Campを使えば、一括してドライバをダウンロードできます。macはEi captionにしておきます。Boot Campアシスタントのバージョンは6.0.1でした。
起動すると、「最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード」にチェックを入れると、ドライバを一括してダウンロードできます。USBメモリに保存しましょう。
また、既にWindows7パーティションがある場合は、「Windows7を削除」を選択できます。今回はWindows10をクリーンインストールしたいので、「Windows7を削除」にもチェックを入れます。
ドライバのダウンロードは5分くらいあれば終わります。
続いて、Windows7のパーティションを削除します。削除した領域は、一旦Macの領域になるんですね。
この操作は「ディスクを単一ボリュームに復元」と呼ぶみたいですね。復元ボタンをクリックしましょう。
Windows7のパーティションは削除されました。
ちなみにWindowsのパーティションを削除した後、もう一度、Boot Campアシスタントを開いてみます。
するとWindows7ならインストールしてあげてもいいわよ。と言われてしまいます。Windows10をインストールするなら、自分でパーティションを作成してインストールする必要があります。
Windows10用のパーティションを作成
ディスクユーティリティを開いてみましょう。Windows7のパーティションが削除されています。
新たにWindows10用のパーティションを作成しましょう。Ei Captionでディスクユーティリティのデザインが変わりましたが、赤丸のパーティションボタンをクリックすれば、パーティションの作成ができます。
Windowsの領域は、MS-DOSじゃなくてexFATにしましょう。MS-DOSの場合は、僕の場合、インストールできませんでした。
Windows用のパーティションが作成されました。これでやっとインストールの準備ができました。
Windows10をインストール
システム環境設定で起動ディスクをインストールディスクに変更しましょう。
ここで、Windows10のインストールディスクを指定します。
再起動するとWindowsの窓マークが現れる。ここで成功を確信しました。
先ほど作成したWindows用のパーティションを選択します。そのままではインストールを進められないので、一旦フォーマットします。この時、exFAT以外の形式で作成されたパーティションだと選択できない状態になります。
あとは、インストールが完了するのを待ちます。僕はここでまた一晩寝ました。
てな事をするとWindows10がインストールできます。
最後にUSBに保存しておいたドライバをインストールして完了です。
Windows10の感想
動作が軽いです。これに一番驚きました。Windowsは最新のOSは重いイメージがあったのですが、良くなりましたね。
これなら、2009年のMacでも全然使えます。まだまだ余裕でしょう。ていうかもう、パソコンの性能が日常で使うには十分な性能に達したので、大きな故障がない限りずっと使えます。
デザインも今風でよいです。Windows7のデザインが軽くなってデザインが新しくなったのがWindows10ですね。いい進化をしてくれました。
今のところ、音楽も鳴るし、デュアルディスプレイも表示されているし、キーボードも普通に使えるし、全く問題は出ていません。まじでWindows10めっちゃいいんで、さっさとアップデートしましょう。更新と戦う必要もなくなります。
まとめ
- 古いMacでもWindows10はインストールできる。
- Windows10はサクサクで快適
- 動作の問題もない
これでまた、僕の大切なMacちゃんと一緒に過ごせるのが何より嬉しいです。ますます愛着が湧いてしまいます。