ユーザー車検に行ってきました。車検場に着いてから、1時間ほどで新い車検証をもらいました。
運輸局ってお役所みたいな感じで、僕みたいな素人が入ったら、迷惑がられるのかと心配していましたが、ぜんぜん大丈夫でした。
運輸局の人は優しくて、検査中にあたふたしていると助けて下さいました。
実際にやってみると大したことなかったので、やってみようかなという人は、この記事を参考にしてみてください。
パッと読むための目次
車検は大したことない
そもそも、車検って2年に一度の大それた検査だと思っていたけど、大したことありません。
ヘッドライトがちゃんとつくか、ブレーキが効くか、ハンドルがちゃんと動作するか。という車の基本的な安全性が損なわれていないかどうかチェックするための検査です。
ディーラーやオートバックスに持っていくと、ワイパーやら、ブレーキパッドやら、オイルやらいろいろな部品の交換を勧められますが、あれはあくまでも予防処置です。事前に替えといた方が安心でしょ?だから交換しておきましょう。という提案で、お金が無尽蔵にあれば、そりゃ部品は新い方がいいに決まってますが、そこまでしなくても車検は十分通ります。デーラーや量販店が勧める整備の基準と車検に通る基準は大きく違います。部品交換すれば儲かるので、まだ使えるものでも交換を勧めてくるのは当たり前です。
まずは予約しよう
検査する場所、日、時間を申し込みましょう。国土交通省のwebページから予約できます。時間は、午前か午後のざっくりした予約です。その時間内に検査を受ければいいです。
ちなみに、午前中に検査を受けて、万が一不合格になっても当日中であれば、無料で再検査を受けることができます。なので、時間があるなら午前中の検査を予約する事をお勧めします。
検査場に行こう
事前にgoogleMapなりで場所を調べておきましょう。検査場は、塀が高かったり、敷地が広く中の建物が道路から見にくい場合があるので、ナビに従って現地に行ってもわかりづらいかもしれません。ちなみに僕は検査を受けた京都南検査場は15号線か入ります。ナビやgoogleで経路を調べると、敷地の裏から入るようなルートを案内されましたが、裏からは入れません。
書類を手に入れよう
書類を販売している建物は、奥の別の建物にありました。
書類は40円で販売しています。点検用紙が不要な場合は、20円です。点検用紙はネットでダウンロードできます。僕はこのサイトからダウンロードして使用しました。
また、自賠責保険もここで入れます。(他の検査場はどうかわからないです。)
僕は前日に慌ててオートバックスで入ったのですが、その必要はありませんでした。また、ガソリンスタンドでも入れます。
続いて、検査手数料、自動車税を払いましょう。後はこの書類に必要事項を記入します。
検査の申し込み
先ほど、入れた書類に必要事項を記入して検査の申し込み行いましょう。京都南の場合は、真ん中の建物で書類を記入して申し込み行います。詳しい記入例が掲示してあるので、それを参考にしたら簡単に書類が作成できます。書類に記入する車体番号や、エンジン型式等は、車検証見ればわかります。また、走行距離の記入が必要ですので、車降りる前にチェックしておきましょう。
自分の車を自分で検査に出す場合は、印鑑は要りません。
書類ができたら受付のお姉さんに渡しましょう。どこに提出すればいいのかわからない場合は、「初めてきたんですけど〜」と言えば優しく教えてもらえました。車検証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書、自動車重量税納付書、検査の申込書、自動車検査票、重量税の支払い証明書、定期点検整備記録簿を提出しましょう。必要書類が揃っているか、記入ミスがないかをチェックしてくれます。これを待ってる間に検査方法を紹介したビデオがあるので、それをよく見てどのように検査をするか予習しましょう。
検査コースの下見
京都南は見学コースがありません。入り口から検査の様子を覗くことしかできません。1番初めのライトやハザードの検査の工程しか見ることができませんでした。広い検査場なら、見学コースが用意されてることもあるそうです。
いよいよ検査本番
いよいよ検査です。検査項目は大体以下の事を検査します。
ウィンカーやライトが正しく点するか
サイドスリップ
ブレーキが効くか
スピードメーターがあっているか
バイトの光軸がずれていないか
車の下回りに異常は無いか
排気ガスが汚くないか
検査内容は大した事ありません。車として基本的な性能があるかどうか。当たり前のことをできているかどうかの検査です。だから過剰に整備しなくても、検査は通ります。
本番は検査員の方の指示に従いましょう。また掲示板にも、ライトをつける。フットブレーキを踏む。などの指示が表示されるので、その通りやりましょう。各工程の終わると、検査票を印字機に挿入します。すると検査結果が、ガッチャーンと記入されます。
あたふたしていると、検査員の方が駆けつけてくれて丁寧に教えてくださいました。そんなわけで検査員さんの協力もあり、すべての検査で合格できました。
最後に高速の料金所みたいな部屋にいる検査員さんに検査票を提出します。
問題がなければ検査の受付欄に、印鑑を押してもらえます。これで検査終了です。
新しい車検証と、車検ステッカーの発行
中央の建物に戻って、検査票を提出します。1分ぐらいで、新しい車検証と車検ステッカーが貰えます。
これで車検の完了です。2年間また車に乗ることができます。
書類の購入から車検証を貰うまで1時間程度でできました。もし検査に落ちてしまっても、その日のうちに整備して再検査を受けることも十分に可能です。
ユーザー車検をやってみた感想
検査自体は、慣れないので緊張しましたがそんなに難しくありません。検査員の方が優しかったのでそのおかげでできました。今までオートバックスで車検をすると、10万位かかっていたのですが、なんと5.5万円でできました。コスト的にもかなり満足です。また車検を自分でやってみると、重量税がいくらで自賠責がいくらか分かります。車検を任せていると大体10万位かかるんだなぁとしか思いませんが、自分でやることで何にいくら必要なのか明確に意識するようになります。
何より車検て言うのは2年に1回、お恐れた事をするので、お金かかっても仕方ない。と思っていたのですが、そんな事は勘違いで簡単にできるものだと言うことがわかりました。
これは格安SIMと一緒で、携帯に高い料金を払わないといけないのは仕方ないと常識のように思っていたことが、実は間違っていた。実は安い料金で携帯を運用できる。という常識をぶち壊してくれる痛快さがあります。これがすげえ気持ちいいんですよね!僕、ほんとこういう事大好きです。
車検も同じで、ディーラーに出さないと不安なので、高いお金を払っている人はたくさんいると思います。だけどその人はなんで不安になるかというと、車検の検査の内容を知らないからです。ブレーキが効くとかライトがちゃんとつくとか、そんな事は普段運転してたらおかしいかどうかなんて自分で気づくでしょう。そういう当たり前の機能を満たしているかどうかを確かめるのが車検です。だから車検にビビることなんてないです。自分でやっちゃいましょう。
だけど整備をやらなくていいと言ってるわけではありません。僕はオイルとエレメントの交換を行いました。他にもタイヤの溝や、ブレーキパッドの残量のチェックもしています。他にもブレーキフルードなど、チェックすべき項目はあります。自分で検査や交換をする自信が無けれ、ガソリンスタンドやオートバックスで整備してもらいましょう。
車の整備は手が黒く汚れることもあるので、そんなこと絶対やだと言う人もお店に頼みましょう。
まとめ
・5.5万円で車検を通せた
・車検の検査はブレーキが効くかどうかレベルの当たり前の事をチェックするもの
・1時間あればできる