僕がこの本を読んだのは3月の第一週目の日曜日。
田植えをするなら、そろそろ準備しないといけないんじゃないの?
という時期ではないでしょうか。
僕と僕の親父は、今年に田植えをするかどうか決めかねています。
この漫画は、そんな切羽詰まった人向けというよりは、
今すぐには考えていないけど、田舎のスローな暮らしをいつかやってみたい。
憧れる。
米作りって自分にもできないだろうか?
と思っている人向けです。
農業やってみたいけど、実際にそんなん難しいよな〜と思っている人が読むと
自分で米を作る喜びとか大変さを著者の米作り体験を通りて知ることができます。
僕が「田んぼ、はじめました。」を読んだきっかけ
祖父が亡くなって、親父が田んぼを相続した。
親父は専業サラリーマンで全く農業を手伝っていなかったので、右も左もわからない。
そこそこの面積の田んぼがあるんだけど、耕作放棄してほっておくと国から指摘を受けるそうで、
まじで農業やる?どうしたらいいもんか?
と親父と2人で困っている。
親父は自分が食べる分だけでも作ろうかという気になっている。
親父がアマゾンで購入したので、親父の家で読んだ。
どんな人におすすめか
田舎で農業やってみたい。スローな生活に憧れる。機械を使わずに無農薬でお米を作ってみたいという人におすすめです。
逆に、農業で起業してガッツリ稼ぎたいという人には向きません。
土を耕して、田植えをして収穫し、自分で作ったお米を食べる1年の体験が書かれているので、米作りはどういう事をするの?という事を知る事ができます。
この本のすごいところ
この本の著者とびやあいさんは何がすごいかと言うと、本当にお米づくりを自分で体験している点です。
米作りに興味を持ち、積極的にイベントに参加しているうちに農家の兄ちゃんを紹介してもらう。
その兄ちゃんの所で住み込みで、米作りを行う。
その一年間の体験をまとめたのがこの本である。
実際に自分で米作りをしてみないとわからない大変さがよく伝わる。
とびやあいさんの体験がこの本に詰まっている。
この本で学んだ事
- 長靴は田植え専用の内側がゴムになったものがあるらしい。
普通の長靴だと、長靴が田んぼにハマって足だけ抜ける。 - 米の苗作りはすごく大変みたい。温度管理に手間がかかる。
- 田植えが終わった夏の時期はひたすら、草むしり。農薬をまくと、雑草が減る。
- 夏は他の野菜を作る余裕がある。さつまいもは手がかからない。
この本では、収穫した米は竹製の竿に干していた。
今は乾燥機を使うのかな。
農家の家の裏に竹やぶがあるのは、米を干す為の竿をつくる為の竹をゲットする為なんやね。
竹やぶなんて、うっそうとしててなんや嫌やと思っていたんんだけど、納得しました。
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