機能性ヨーグルトR-1を培養したよ。種継ぎ回数は何回がいいか考察

R-1を培養してみた

前回のビフィックスの培養に続き、今回はR-1を培養してみました。

関連記事:ヨーグルトメーカーでビフィックスを培養したら大量にできた

今回の培養条件は、

43℃、7時間、明治おいしい牛乳(500w,4分の加熱)、グラニュー糖3gです。

公開特許公報によると、砂糖を3%入れるのがポイントです。

今回は、しっかりとした硬さがあり、酸味のある出来になりました。ザ・プレーンヨーグルトです。砂糖を入れたにも関わらず、甘みはありません。ヨーグルト菌が培養中に砂糖を食べたのでしょうか。

 

何回種継ぎするといいか?

R-1の機能が気に入ったので、これを食べ続けることにしました。それならば、次の培養は種継ぎして節約しようと考えました。種継ぎとは、培養したヨーグルトの残り100gに牛乳を加えて、また同じように培養することです。これを延々に続ければ、種のヨーグルトを買わなくても、ずっとヨーグルトを自家培養できます。

しかし、種継ぎにはデメリットもあります。それば、雑菌も培養してしまう可能性がある事です。スプーンに付いている雑菌がヨーグルトを取り出す時に混入したり、空気中を舞ってヨーグルトに入る可能性だってあります。

 

ここでまとめると、

コストを考えると、延々と種継ぎをしたい。

でも、雑菌の混入リスクを考えると、種継ぎはできるだけしたくない。

この相反する2つの要求の妥協点を考えてみました。

 

コストの観点で最適な種継ぎ回数を考える

雑菌が混入して、それが繁殖するかどうかは、判断のしようがないので、今回はコストの観点から、考えてみました。

まずは、種にするヨーグルトと牛乳の値段は以下の設定とします。

砂糖と電気代、次回の種継ぎに残しておくヨーグルトのコストは考えないことにしました。

種のヨーグルトR-1  : 135円

牛乳          : 200円

これらから、1回目の培養にかかるコストは335円です。この1回目の培養でできたヨーグルトの残りに牛乳(200円)を追加して、2回目の培養を行います。

この時点で、ヨーグルトの培養にかかった総額は、535円になります。

培養1回あたりのコストは、535÷2=267.5円です。種継ぎをして2回培養するとこで、培養にかかるコストは335円から267.5円に下がりました。

それでは、これを延々と続けるとどうなるでしょう。Excelで計算してみました。

種継ぎによる培養コスト

 

無限に種継ぎ培養すれば、牛乳代の200円に近づきます。ほとんど牛乳代だけでR-1ヨーグルトが出来てしまします。

また、5,6,7回くらいから、培養回数を増やしても、培養1回あたりのコストが下がりにくくなってきます。

3回で245円、4回で234円、5回で227円、6回で223円、7回で220円のコストがかかります。

ある程度の回数を重ねると、種継ぎでの培養回数を増やしても、コストはあまり下がらないにも関わらず、雑菌の混入リスクだけが高まります。

なので、このグラフから、種継ぎによる培養回数は、3回くらいがいいです。せめて2回は培養しましょう、それが絶対お得です。でも、3回か4回くらいで十分です。

 

まとめ

・種継ぎによる培養回数は3回がおすすめ。

1回は普通に作って、2回種継ぎをしよう。

 

追記:だんだん酸っぱくなってくる

2回種継ぎしようとか机上の空論でした。培養したヨーグルトはだんだん酸っぱくなってきます。種継ぎ回数が増えれば、雑菌の混入とそれの繁殖が心配になるのでほどほどにしておきましょう。

健康の為にR-1を食べるのに、それで体調を壊したら元も子もないですからね。

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