主婦でもできる系の煽り文句はうさんくさいなぁと思いつつ読んでみたら、なかなかの良書であった。
冒頭では、FXで詐欺の被害にあったり、新築マンションを買おうとしたり(新築マンション投資は、まじでアカン)、すっとぼけ感を出している。
がしかし本編では、なっちーさんが鬼のような指値をぶっこみまくって物件を購入していく体験談に驚かされます。
本書では、なっちーさんが物件を手に入れて賃貸に出した体験談と、現金で物件を買い進めるモデルケース、融資を引く大まかな方法が紹介されています。
これから物件を買って、物件を増やしていきたい!という人にとって、どのような筋道で不動産賃貸業を拡大していったらいいのかざっくりとしたイメージがわかると思います。
具体的な内容が書いてある初心者におすすめの本です。
不動産の教科書的な事は勉強したけど、実務のイメージがわかない人にもおすすめです。
なぜこの本を読もうと思ったか
ボロ戸建て投資で有名なSATさんにおすすめしてもらい、なっちーさんの存在を知り素直に読みました。
ボロ戸建て投資の入門書として、ぴったりです。
現金で物件を買って、DIYのリフォームをするという投資手法は、僕も目指す方法なので、参考になりまくりだと思ってこの本を読む事にしました。
なっちーさんの投資手法
初期は、借り入れを使わずに、戸建てを現金購入。
出来るところはDIYでリフォームして、賃貸に出す。
物件を購入する時の指値が鬼すぎる。
正直引くレベルに指値をぶっこみます。
以前に別の人が350万円の指値を入れて売り主を怒らせた物件に、なっちーさんは360万円の指値をいれます。
業者「気持ちだけでいいので、もう少しだけ上げてもらえませんか?」
という提案を突破して360万円で購入してしまいます。
僕なら、「ほんだら370万円で頼むわ!」っと言ってしまいますね。
この辺は、自分の価値観にもよると思います。
なっちーさんは、この鬼のような指値で表面利回り20%の物件を買い進めます。
この本では、家賃月収30万円を超えるところまでの体験談が書かれています。
この本のいいところ
まだ物件を持っていない人が、これからボロ戸建てを購入したい。という人にぴったりです。
不動産賃貸業をするにあたって、基本的な事が上手くまとまっています。
だいたい次のような事がまとまっています。
- どれくらいのペースで不動産を買い進めていけばいいか
- 不動産を探すのになっちーさんが使っているwebサイトの紹介
- 不動産用語の解説
- 不動産屋さんに問い合わせて実際に物件を購入するまでの流れ
- なっちーさんのリフォームのやり方
- 融資の申し込み方
なっちーさんは、リフォームを自分でするので、DIYのリフォームの章はかなり参考になります。
DIYと言っても恐れる事はありません。できない所は業者にまかせて、出来る所だけやります。
畳の表替えが安いサイトの紹介や、塗料メーカーのwebサイトが壁紙塗装の参考になるなど、かなり具体的な内容が書かれています。
この本で学んだ事
- 指値はぶっ込める。
- どの程度のリフォームなら自分でできるかがわかる。
- 「交換・張替え・塗装・上塗り」でリフォームできる物件がいい。
- カッティングシートはドイツ製のd-c-fixがいい。
- ボロい建物の壁紙はアサヒペンのミルキーホワイトがいい。
これらのポイントについてここで詳しく書いてしまうと、本の情報の価値が無くなってしまうので
気になる人は本を読んでみて下さい。
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