ボロ物件には火災報知器つけなくてもいいけど、やっぱり設置してあげよう

普通の住宅に火災報知器を設置しないといけない義務があります。

でも実際は、火災報知器をつけてない住宅は世の中に星の数ほどあると思います。
ボロ物件を購入すると、火災報知器がついていない事も多々あると思います。
僕が購入した1号物件にもついていません。

では、賃貸として家を貸す場合に火災報知器は設置する必要はあるでしょうか?
一般的な答えとしては、もし万が一火災が発生して逃げ遅れた場合、火災報知器を設置していなかったオーナーに責任が問われるから設置しないといけない。
という答えが優等生的な答えです。

でも実際は、カネがかかるので設置したくないという人も多いと思います。
そんな場合は、賃貸契約を結ぶ際に、「火災報知器は入居者が設置して点検してね!」
という契約にしておけばOKでしょう。
これなら、もし万が一火災に逃げ遅れても、オーナーに責任が問われる事はないでしょう。

僕はこの作戦で入居者に設置してもらうつもりでしました。
しかし、結局はオーナーの僕が火災報知器を設置したという話です。

法律的には火災報知器は設置しないといけない

どうやら法律か条例で決まっているようです。
詳しい話はネットで調べてください。

簡単にいうと、寝室とその避難経路になる階段にも設置する必要があります。
実際には寝室はどこになるのか入居者の使い方次第なので、寝室となりえる部屋には火災報知器を取り付ける必要があるでしょう。

実際には火災報知器を付けている家は少ない

でも実際は、日本の住宅の中で火災報知器を付けていない家は星の数ほどあると思います。
現に自分の実家やじいちゃんの家には火災報知器はありません。

タバコは吸わないので、まぁ火災報知器なんてなくても大丈夫だろう。
という意識なんでしょう。

その感覚で、賃貸物件にも火災報知器を付けなくてもええんちゃう?
という気持ちが湧いてきます。

優等生的回答

実際、火災報知器なんてなくてもいいんちゃう?
と考える人もいるかもしれませんが、優等生は絶対付けないとダメと回答します。
なぜなら、もし万が一火災が発生して逃げ遅れた場合、火災報知器を設置していなかったオーナーに責任が問われるから設置しないといけない。
という意見です。

確かに、入居者に訴えられると負けかねません。
法律で設置の義務があって、それを設置していない場合オーナーの分が悪いでしょう。

契約書に入居者が設置する事と明記する

もしもの時に訴えられると嫌だ。でも火災報知器は設置したくない。
そのような場合は、賃貸契約書に火災報知器は、入居者が設置して管理する事。
と明記しておきましょう。

火災報知器の電池の寿命は10年が目安です。電池切れでいざという時に働かない。という事を防ぐ為に定期的な動作確認も必要でしょう。
これも入居者にお任せすると、管理が楽ちんでいいです。

そしてこの契約にしておけば、火災報知器を設置していなくて、入居者が逃げ遅れても文句は言えません。

たった一文、契約書に記載しておくだけで、火災報知器は設置しなくても、責任を回避する事ができます。

こういう作戦を自分で考えて不動産投資に望めば負ける事はないでしょう。

火災報知器は入居者が設置してね!

契約書で、「火災報知器は入居者が設置してね!」と書いておけば、オーナーは責任を回避する事ができます。

責任を回避して、火災報知器の機器代も節約できます。
5台で1万円程度でしょうか。

では、はたして入居者は火災報知器を設置するでしょうか?
いくら「火災報知器は入居者が設置してね!」と言っても、設置してくれる可能性は低いと思われます。

もともと住んでいた家に火災報知器が無く、必要性を感じていなかったり、
財務がタイトで火災報知器なんて買う余裕が無いという場合には設置しないでしょう。

そもそも、ボロ物件に安い家賃で入る入居者に火災報知器を設置するカネを自腹で出す気はなかなか湧かないでしょう。

という事で結論として、「火災報知器は入居者が設置してね!」といくら書いても火災報知器は設置してくれる可能性は低いという事です。

火災報知器はやっぱりあった方がいい

という訳で、「火災報知器は入居者が設置してね!」と書いておけば責任は逃れられますが、
火災報知器が設置される可能性は低いです。

でも火災報知器はあった方がいいでしょう。
ここからは、個人的な見解になりますが、火災報知器で人の命が助かるかもしれません。

火種の煙で火災報知器が働いて、初期発見できれば、大きな火災になる前に対処できるかもしれません。

ちょっと1万円くらいで火災報知器が付くんだから、それくらい付けてあげてもいいのではないでしょうか?

火災報知器のメンテンス

定期的にメンテンスするのは大変ですが、電池の寿命である10年をめどに機器の交換をしたらいいでしょう。

10年も住んでくれた入居者様には無償で火災報知器の交換くらいサービスをしてあげましょう。
十分家賃を頂いているので、それくらい安いものです。

10年も満たないうちに退去した場合は、時期を見て交換すればいいのではないでしょうか。

まとめ

火災報知器なんて安いものなので、付けてあげましょう。

1万くらい安いものです。
カネを払うべき所には、ケチケチせずに払いましょう。

世のため、人のため、自分のために、不動産やりましょう。

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