儲かるの?仮想通貨は自宅でマイニング出来る!僕のマシン3台を紹介&しくみを解説

僕は仮想通貨のマイニングをしています!
マイニングを日本語で言うと、採掘というやつですね。
山の岩肌をコツコツ掘り進めてトンネルをつくるように、パソコンでコツコツマイニングすると、仮想通貨が貰えるのです。
いや、意味分かんないですよね。自宅のパソコンでマイニングできるって聞いたけど、やってみたい。儲かるの?っていう人の為に、マイニングのしくみのみならず、僕がどんなマシンを使っているか、はたまたどれくらい儲かっているのか?という事を詳しく紹介します。

マイニングとは

マイニングとはビットコインやイーサリアム等の仮想通貨を獲得する事を目的に、パソコでコツコツ掘る事です。
掘るというのは、マイニングを日本語で言うと採掘なので、掘るなのです。

掘る、採掘と言えばやっぱり、金でしょう。
アメリカのカルフォルニアで金がめっちゃ取れるやん!との事になって人がわんさか集まって、砂金採り、山の採掘で賑わった時代の事をゴールドラッシュと呼ぶようです。
何となく聞いた事があるような言葉ですが、この時代はスコップやツルハシを持って、ザクザクと石ころを掘ってその中から金を探し出すという事をしていたのでしょう。
この時に、作業する人向け(=ワークマン、働く男)の為に作られたズボンが、リーバイス501なんですよ。デニムの頑丈な生地が働く男にめっちゃいいやん!とヒットしたんです。

という事なので、シャベルを持って、リーバイスに着替えて、ビットコイン堀って一攫千金を目指そうか !という男の為の記事が始まるのかというと、そんな事はないのです。

ビットコインを含む仮想通貨の採掘はそんな肉体労働しなくても、パソコンさえあれば採掘出来るんです。(むしろビットコインが砂金みたいに転がってる川とか、シャベルで掘ったらビットコイン出てくる山があれば教えて欲しいです。)

もう少し具体的に言うと自分のPCをインターネットに接続しっぱなしにして、ビットコインを採掘する為の計算をすると、その報酬としてビットコインを貰う事ができるんです。

マイニングをするとなぜビットコインが貰えるの?

じゃあ、川に行って砂金を取るようにビットコインを拾ったりできないし、山に行ってもビットコインが貰えないなら、どうやってビットコインを貰えるのか?という話ですよね。
おじいさんは山にビットコインの採掘に、おばあさんは川にビットコイン拾いにいきました。というような昔話しは聞いた事無いわけです。

答えは、ビットコインの取引は暗号化されていて、改ざんするのが難しいから安全!
って何だかどこかで聞いた事ありますか?
ビットコインをAさんから、B子ちゃんに送金される事は他人にわからないように暗号化されています。
取引を暗号化するのに膨大な計算が必要なんです。これは受験で因数分解を高速で解くのとは訳が違うレベルで、パソコンでゴリゴリ計算が必要な膨大な量の計算が必要になります。

この計算はすんごい量の計算なので、到底1人のパソコンで処理できる量のものではないのですが、インターネットでビットコインの取引の為の計算に参加する事で、仕事っぷりに応じてビットコインが貰えるんです。

ドラゴンボールの元気玉みたいなもんです。
PCの計算結果を持ち寄って、それを集めてでっかい元気玉にして、ビットコインの送金を実現するんです。

という事なので、実は、こうやってビットコインの取引を暗号化する計算をしてくれる人がいないと、ビットコインの取引はできないので、
マイニングによって、ビットコインの計算に参加する事で、ビットコインの運用の一部を担う事になります。
ビットコインのマイニングをする事で社会の役に立つんです!
だから趣味でもボランティアでもなくて、役に立った分だけ報酬が貰えるんです。

僕のマシンを紹介

という事で、ビットコインのマイニングは社会に役に立つという事がわかってもらったところで、僕の(=社会に貢献している(しつこいわ!))ビットコインのマイニングマシンを紹介します。
ちなみにマイニングをするには、PCにグラフィックボートという基盤が追加されている必要があります。こいつがビットコインの計算をゴリゴリやってくれるのです。

初号機:メインのデスクトップ3060ti

ホコリが汚くてすんません。こいつが普段使いのメインPCです。

こいつは、普段から使っているデスクトップです。マイニングしながら、普通に普段使いできます。
昔、ヤフオクで買いました。intel i7が乗っていて1万円くらいだったかと思います。
結局、マザーボードも換えてしまって、余ったメモリを積んでるとサクサク動いてくれます。
とりあえず、このマシンに憧れのマザーボードを積んでマイニングをしてみよう。と始めたのが初号機です。まぁ普通のグラボ乗ったパソコンです。
そう、仮想通貨のマイニングは普通のパソコンでできるんです。

弐号機:マイニング専用マシン

2枚でもすんごい発熱なので、常に扇風機で冷却してます

初号機でマイニングを初めてすっかり、マイニングの愉しさに目覚めてしまった僕は、マイニング専用マシンらしい見た目のマシンを作ってみたくなりました。

フレームはアリババで買って、マザーボード等は中古で揃えました。
このフレームは、リグとも呼ばれますが、グラフィックボードを6枚取り付ける事ができるマイニング専用のものです。フレームを買った当時は、「グラボ増やしまくって、大儲けやで、ぐふふ」と考えておりました。

ところがどっこい。私の家は、ボロい賃貸マンションですから、ブレーカーの容量に余裕がなく、マイニングしながら、ティファールを沸かすとブレーカーが落ちてしまいました。
この段階で、自宅にグラボを設置できる数に限界が見え始めたのです。

三号機:Mac Proの見た目のWindowsマシン

妖しく緑に輝くグラボ搭載のMac風マシンです。カバー外してます。

これ以上、同じ部屋にグラボを追加するのは難しいなぁ。という事で、別の部屋に置けるスタイリッシュなマイニングマシンが作りたいと考えて制作したのがこれです。
美しいMac Proの箱ですがWindowsのマザーボードを入れています。
Macはおしゃれなんですが、結局、Windows使っちゃうんですよね。

これなら、コンセントが別系統の寝室にもおけるぜ!という事で導入したのですが、実際に運用してみると、ファンの音が気になって、寝不足になりました。

という事で結局、PC部屋に引っ越しです。
エアコン用のコンセントから電源をとっています。(僕の家のエアコンのコンセントは100Vでしたが、200Vのものもあるので、気をつけてくださいね。)

美しい筐体なので、蓋をしたいのですが、熱くなりすぎるので、蓋を外して運用しています。

マイニングのやり方

マシンはわかったけど、どうやってマイニングするの?
というと、僕はniceHashというサービスを使っています。

nicehashでマイニング
画像出典:https://www.nicehash.com/

niceHashからマイニングする為のソフトをインストールして起動させると、こんな怪しいウィンドウが表示されて、マイニングが始まります。

マイニング中の怪しい画面

マイニング具合は、ログインして確認する事ができています。
山が増えた分だけマイニングされたビットコインが積み上がり、4時間おきに口座に払い込まれるのでまた0に戻っています。

画像出典:https://www.nicehash.com/

自分のPCで仮想通貨をマイニングできるって感激です。
ゴールドラッシュの時代なら、シャベル持ってジーンズ履いて、一攫千金を狙ってアメリカに行く決断をしないといけませんが、仮想通貨の採掘なら自宅でできちゃいます。

採掘に貢献した分だけ、niceHashからビットコインが支払われます。

一旦設定しまえば、あとはパソコンがひたすら仮想通貨を掘ってくれるので
自分であくせく働かなくても、パソコンが働いてくれて、ビットコインが増えていくってとてもいいもんです。

どれくらいのビットコインが貰えるの?

NVIDIA GeForce RTX 3060Ti ×3台
NVIDIA GeForce RTX 3060×1台

の計4台で24時間マイニングしていますが、月に0.005BTC掘れています。

0.005BTCというと、2.2万円くらいの金額(1BTC=400万円計算)になります。
毎月2万円くらい何もしなくてもビットコインが積立られると思うと、美味しい話に聞こえますが、現実はそうではありません。

マイニングをすると電気代がめっちゃかかるんです。

電気代がかかります

マイニングをするには、電気代が安いアメリカがいいとも言いますが、実際に日本でやってみるとどれくらいの電気代がかかるのでしょうか?

答えは、月に2万円くらい電気代がかかっています。
ざっくりですが、マイニングを始める前は月の電気代が1万円くらいだったのですが、
マイニングを初めてから、月に3万円くらいの電気代を払っています。
消費電力を測る器具があるので、もうちょっと真剣に計測してもいいかもしれません。

儲かるのか?

マイニングで月に獲得するのが0.005BTC。
1BTC=400万円計算で、2.2万円くらいの金額になります。
一方、電気代もざっくり2万円くらいかかっているので、ほとんど儲けはないやん!という事になります。
しかも、マイニングする為に1枚8万円くらいするグラボを4枚も買ってしまったので、現状では設備投資がぜんぜん回収できる見込みがないやんという感じです。

マイニングマシンはかなり発熱するので、冬場は暖房を入れなくても部屋が温かいので、暖房代が浮くくらいのメリットしかでておらず、現金がザクザク増えるという感覚はありません。
正直、今の相場では、今からグラボを買ってマイニングを始めるのは趣味みたいになってしまいますね。グラボを持っている人は、遊び感覚でマイニングを初めてみると楽しいかもしれません。
また、会社や学校の寮に住んでいて、電気代がかからないという環境の人は、ビットコインが掘れた分がまるまる利益になるので、やらない理由が無いって感じです。

現状では、ほとんど利益が出ていない状態ですが、今後のBTCの値上がりに期待して、毎月電気代を2万円払う代わりにビットコインに積立しているようなものと考えています。

今まで掘ったビットコイン 画像出典:https://www.nicehash.com/

 

マイニングをして考えるビットコインの価値

え、まじで、全然儲かってないやん。マイニングしたら儲かると思ったのに…
とウッキウキでこの記事を読んでくれた人は落胆してしまったかもしれませんが、これが、2022年のマイニング状況の現実です。
ほとんど利益は出ていません。
さて、では僕はなぜ、利益が出ていないのにもなお仮想通貨のマイニングを続けるのか。

それは、マイニングを実際に自分でやってみて、ビットコインの価値を感じたからです。
別にビットコインが未来を変えるとか、現金がなくなるとか、ドルとか円の価値が無くなるなんていうのは一切思っていませんので、そこは勘違いして欲しくないですね。

ビットコインの価値とは、即ち電気です。
ビットコインをマイニングするにあたり、僕の家計の電気代は2万円増えたし、実際に足元にパソコンを置いていますが、冬でもホッカホカです。
それだけ、ビットコインの取引をするのに、多くの電気というエネルギーが消費されているのです。
エコとか環境とか脱炭素とかSD何とかという時代に。

電気は何でできているかと言うと、化石燃料や天然ガスです。これらを燃やしてタービンを回す力で発電する火力発電が日本ではまだまだ多く活用されています。
まぁ水力や、風力、原子力、ソーラーなどなど、他にもありますが、要するに貴重なエネルギーなんです。
子供の頃に、電気つけっぱなしにしてると起こられましたよね?
それよりも遥か多くの電気を消費してビットコインは成り立っています。
今までのビットコインのマイニングの為にどれだけの電気エネルギーが投入されたでしょうか?
ビットコインはデジタルデータなので、消えてしまえばおしまい。という人がいますが、今まで投入された電気のエネルギーはどうなりますか?
僕は仮想通貨は、電気のエネルギーをデジタルの通貨に価値を置き換えたものだと考えています。

今は値動きが激しいので、短期的には値下がりしますが、将来的には、値上がりするものだと考えているのです。

だから、僕はひたすらビットコインを掘って、ガチホします。

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