転職を成功させるには何をしたらいいか?どんな会社に転職したらいいのか。
正解は、答えを検索する事ではないし、転職エージェントに相談する事でもない。結局、考えるしかないのだ。
今回は、中途採用をしている会社はどういう状況なのか考えて、そこからどのような会社に転職するべきなのか考えてみた。
中途採用をしている理由
その会社が中途採用をしている理由を考えてみましょう。
なぜその会社は中途採用してまで、(=転職あっせん会社に、広告料を払ってまで)人が欲しいのか?
日本お得意の新卒を採用して、自分の会社のカラーに染めたらいいじゃないか。そこまでして、中途採用をしたい理由は2つです。
1会社の業績が良く、新規の仕事がたくさんあって、それを実行する人が足りない。
このパターンで中途採用を募集している会社はいいですね。会社の売上が上がっていて、新規の案件に取り組みたいけどマンパワーが足りないという状態の会社であれば、中途採用を行う理由としては健全です。
新卒を育てている時間はなく、とにかく一定レベルの仕事の出来る人を集めたいというような状況ではないでしょうか。
仕事は忙しいかもしれませんが、働けば働いた分だけ給料がもらえるような状態です。
特に新しい分野の、急成長業界でこの様な現象がみられます。
そして、まさに僕の転職パターンはこれです。新しい工場の立ち上げ、既存ラインの改善活動などの新規投資案件がたくさんあって、どれだけやっても仕事があるし、やればやるだけ会社の売上があがっていくような状態です。このパターンの場合は、就職難易度の高いような会社であっても、採用されやすいです。
というのは、人がとにかく欲しいので、一定レベルの業務遂行能力があると判断されれば、採用される可能性が十分にあるからです。
デメリットとしては、入社すると忙しい事です。
人が足りないので募集している訳ですから、この状況を改善しようと転職者を採用している訳ですが、自分一人が入社したからと言って、一人あたりの仕事量がおおきく減るわけではないです。
しかし、自分が新卒では到底入社できなかったであろうレベルの会社に入れるというのが一番のメリットです。
一度入社してしまいさえすれば、十分な福利厚生を受ける事ができたり、次の転職にも有利です。一時的には仕事量が多いかもしれませんが、それは若い時の苦労と思って、飛び込む価値はあるのではないでしょうか?
2優良企業であるが、後任者が辞めてしまった場合
これはかなりレアなケースですが、ここに転職で滑り込む事ができるとかなり美味しいです。
転職してすぐ、働きやすい環境が得られるパターンです。
これはホワイトの会社で、人数が少なくてもあくせく働く事なく利益の出ている会社が想定されます。
ホワイトの会社は離職率が低いので、基本的には転職者を募集する事は少ないですが、後任者が何かしらの事情で退職してしまったパターンでしょうか。
本来なら、計画的に新卒を採用して後任者を育てるのでこんな事は起こらないので、かなりレアケースでしょう。
業界としては、B to Bの何かの原材料を販売する会社などが挙げられるでしょう。
あくせく営業をしなくても、まともな会社から定期的な注文が来るというのはとても良いビジネスモデルです。
この優秀なビジネスモデルの恩恵が、ホワイトな労働環境といえるでしょう。
3離職率が高いので、人を募集している会社
これはもうアウトですね。こんな会社に一度捕まってしまうと、心身ともに疲れます。
人がたくさん辞めていくという事は、何かその会社に悪いところがあるはずです。
1,2,のパターンの転職とは雲泥の差です。
もしあなたがこのレベルの会社にしか転職できないのであれば、もはや転職は諦めたほうが良いのではないでしょうか?
今の仕事を頑張って続ければ何か得られるものがあるかもしれません。
しかし、今の仕事がいやだから、と安易に退職して、おなじようなレベルの会社に転職しても、長く務まる事はないのではないでしょうか?
転職を繰り返すうちに年齢を重ね、何もできないおじさんの出来上がりです。
まとめ
ということで、企業が中途採用をする動機を考えてみました。他にもいろいろな理由がると思いますが、企業の求人をみて、この会社ななぜ中途採用する必要があったのか考えてみましょう。すると、その会社は転職で入るべきか、そうではないかが見えてくるはずです。